オンラインカジノとは何か
オンラインカジノとは何か?
オンラインカジノとは、そのままの意味でオンライン(インターネット)を利用してプレイするカジノのことです。
24時間365日いつでもパソコンやスマートフォンがあれば参加することできます。
オンライン上でカジノゲームができるということだけでなく、海外にある本場カジノ(ランドカジノ)と同じように実際のお金を賭けることができるので、公営ギャンブルのパチンコやパチスロのようにゲームに勝てば勝利金を換金することができるし、負ければ賭け金が無くなります。
オンラインカジノの魅力とは?
オンラインカジノの魅力は次の3点ではないでしょうか?
- 好きな時間に好きな場所で遊べる
- 外国語がわからなくても遊べる
- 課金したお金が返ってくる可能性がある
好きな時間に好きな場所で遊べる
競馬や競輪、パチンコといったギャンブルだと営業時間というモノがありますが、オンラインカジノはインターネット上でプレイするので24時間いつでもプレイすることができます。
ちょっとしたスキマ時間でも、時間をドップリ費やすのも自由です。
また、オンラインカジノはパソコンやスマートフォンを利用するので遊ぶ場所を問いません。
リアルにカジノゲームを楽しもうと思ったら、わざわざ本場カジノ(ランドカジノ)がある国まで行かないといけませんが、オンラインカジノは自宅からでも勝負することができます。
だから、仕事やゴルフなどの移動時間や待機時間といったスキマ時間でも、自分の気分次第ですぐにプレイできます。
外国語がわからなくても遊べる
複数のオンラインカジノでは日本語対応が進んでいますし、日本人サポートスタッフも対応しています。
なので、オンラインカジノを利用する前に不安な事柄があればチャットやメールで相談することができます。
また、オンラインカジノで遊ぶことができるゲームのルールを知っていれば、英語をはじめとする外国語がわからなくてもプレイすることは可能です。
課金したお金が返ってくる可能性がある
個人的にはコレがオンラインカジノの一番大きい魅力だと思っています。
というのも、以前はスマホゲームを楽しんでおり、どうしても欲しいスマホゲーム内のアイテムをゲットするために躊躇なく課金もしていました。
課金することに「必要なアイテムをゲットする」という意味があるのですが、課金が返ってくることはありません。
でも、オンラインカジノではゲームで遊んで課金したお金も返ってくる可能性があります。
さらに、オンラインカジノのほとんどに「ボーナス制度」が設けられていて、課金の半分や課金同額がもらえたり、登録するだけでボーナスチップがもらえる特典があります。
どうせゲームに課金するなら実になる方がいいですよね?
オンラインカジノは違法でないの?
結論から言えば、ハッキリと違法とはいえない「グレーゾーン」となります。
というのも、オンラインカジノに関する直接的な法律がないからです。
なぜ日本では賭博が規制されているの?
日本国内で公営ギャンブル以外の「財物を賭けた賭け事」は「刑法第185条(賭博)」で規制されています。
規制されている根拠というのは、賭博が「偶然で決まる勝負事についてお金を賭けて楽しむ行為」であり、このことが
- 諸国民をして怠惰浪費の弊風を生ぜしめること
- 健康で文化的な社会の基礎を成す勤労の美風(憲法27条1項)を害すること
- 暴行、脅迫、殺傷、強窃盗その他の副次的犯罪を誘発すること
- 国民経済の機能に重大な障害を与える恐れがあること
を挙げています。
オンラインカジノが違法と言い切れない理由
これらの項目にオンラインカジノは該当するように思えるため、オンラインカジノは違法なの?と不安になってしまいます。
これに関して、日本の法律で処罰にあたってはカジノを提供する側と遊ぶ側のどちらもが違法である必要があります。
つまり、カジノで言えば、主催者(運営者)側とプレイヤー側の「両者とも」有罪の場合に適用されるのが「賭博罪」ですが、オンラインカジノの場合、カジノを提供している運営会社というのはギャンブルが合法な政府や自治領からの運営許可(ライセンス)を取得しているので違法に該当しないわけです。
また、インターネットの法範囲はサーバーにアクセスした時点でサーバーが置かれている国の法律に基づくので、仮に日本国内のサーバーでオンラインカジノを運営すれば日本の法律でカジノを認めていない以上、違法に該当します。
でも、カジノが許されている国に置かれているサーバーによるオンラインカジノであれば、日本の賭博罪を適用する法律がないので違法と言い切ることができないわけです。
ただし、オンラインカジノが公営ギャンブルに指定されているわけではなく(完全に合法であるとは言い切れない)、今後の法改正によって情勢が変わる可能性もあるので、ハッキリと違法とはいえない「グレーゾーン」というわけです。
4,630万円の誤送金事件との関係性は?
2022年4月、新型コロナの影響で生活に困窮する世帯に支給される給付金10万円が誤って一人の口座に4,630万円が送金され、そのお金をオンラインカジノで利用した24歳の男が逮捕されました。
この報道で「オンラインカジノで遊ぶと捕まるの?」「ネットカジノに入金したから逮捕されたのか?」と思った人がいたと思います。
しかし、この男が逮捕されたのは「賭博罪」ではなく、虚偽の情報で不正に利益を得ようとした際に適用される「電子計算機使用詐欺罪」によります。つまり、この4,630万円をオンラインカジノで利用したのではなく、Amazonギフト券に交換したとしても電子計算機使用詐欺罪によって逮捕されていたわけです。
他人のお金を自分のお金として不正に利用したことが罪に問われたわけで、オンラインカジノで遊ぶこと自体に賭博罪が適用されたわけではありません。
安心できるオンラインカジノとは?その見極め方は?
オンラインカジノは「違法と言い切れない」とするなら、安心して遊べるのか?といえば、残念ながらそういうわけではありません。
一部ですが、悪徳オンラインカジノは存在します。
そのため、プレイヤー自身がオンラインカジノの安全性・優良性を見極める必要があります。
それを見極めるポイントを紹介します。
日本国内に店舗を構えていない
「インカジ」や「カジノカフェ」と言われるオンラインカジノ専用のネットカフェのような店舗が存在します。
オンラインカジノ自体は違法と言い切れませんが、運営する場所が日本国内にあるので日本における「違法賭博」に該当することになり、店員から勝ち金を受け取った時点で賭博罪が成立して摘発される可能性が高いです。
「オンラインカジノだから大丈夫」と誘われても、そのような店舗でのオンラインカジノで遊んではいけませんし、そのような店舗に近寄らないことが賢明です。
日本国内で運営していない
オンラインカジノが違法と言い切れないのは、運営会社が海外で合法的に運営しているからです。
日本で運営しているオンラインカジノがあるとすればそれは違法です。
信頼できるライセンスを保有している
運営元は海外と偽って実際は日本で運営している悪徳オンラインカジノがないとは言い切れません。
そのような悪徳オンラインカジノと優良オンラインカジノをどうやって見極めればいいの?
それは信頼できる運営許可(ライセンス)を取得・保有しているオンラインカジノかどうかを確認します。
ただ、このライセンスについても種類によって審査基準がバラバラで、ひどいものでは一定のお金を支払えば取得できるライセンスもあるようです。
というのも、ライセンスを発行する側としては、ライセンス料や税金(ゲーミング料)を重要な財源と位置付けていることが背景にあるからです。
また、オンラインカジノを合法化してライセンスを発行することによって、わざわざマフィアなどが管理する胡散臭い賭博場を駆逐することができます(イギリスのギャンブル業界がそうです)。
このような背景があることから、オンラインカジノのライセンス自体に信頼性がなければいけませんし、次の国などが発行しているライセンスを取得・保有しているオンラインカジノかどうかが重要となります。
なお、オンラインカジノの運営ライセンスの発行国としてカリブ海の小国などが目立つのは特に税収がないためです。
- イギリス(UK):Gambling Commission
- マルタ共和国(イギリス連邦加盟国):MGA/Malta Gaming Authority
- ジブラルタル(イギリス領):Remote Gambling/HM Government of Gibraltar
- マン島:Gambling Supervision Commission/Isle of Man
- カナワケ:Kahnawale Gaming Commission
- フィリピン:Firsy Cagayan/PAGCOR
- キュラソー島(オランダ領):キュラソーライセンス
遊んでみたいオンラインカジノのサイトにこれらのライセンスマークや説明があるかチェックしてみましょう。
第三者機関の監査が入っている
先ほどの審査基準が厳しいライセンスを取得していれば、信頼度が高いオンラインカジノと言えるので、オンラインカジノの安全性・優良性を見極めるために「第三者機関の監査」が必要というわけではありません。
しかし、第三者機関の監査が入っている背景というのは、オンラインカジノの運営とライセンスを与える政府や自治領とが不正に結託していないかどうかを第三者の立場からチェックすることなので、第三者機関の監査が入っているオンラインカジノの安全性・優良性は高いと言えるでしょう。
リアルマネーを賭けて遊ぶのであれば、こういったポイントも大事かと思います。
以下はオンラインカジノを監査している第三者機関の例です。
- eCOGRA
- TST(Technical Systems Testing)
- GameCare
- GambleAware
- Gamblers Anonymous
- Gambling Therapy
- GAMSTOP
- GBGA
遊んでみたいオンラインカジノのサイトにこれらのライセンスマークや説明があるかチェックしてみましょう。
サポート体制が充実している
オンラインカジノ自体は海外で運営されているので「言葉の壁」はどうしても存在します。
ゲームのルールを知っていればプレイすることは可能ですが、オンラインカジノで遊んでいると疑問点や不明点が出てくるものです。
そのような場合、サポートしてもらえないと不安になってオンラインカジノで遊べません。
だから、サポート体制が
- 日本語対応している
- メールの質問受付時間が短くない
- 質問に迅速に対応してくれるライブチャット対応がある
という点に着目してみましょう。
オンラインカジノは勝てるの?
「オンラインカジノ=ギャンブル」である以上、運によって勝つこともあれば負けることもあります。
つい負けが込んでしまうと、「オンラインカジノは勝てるの?」「裏で不正をしているのでは?」などと疑心暗鬼になってしまうのも分からなくもないですが、「オンラインカジノ=ギャンブル=時の運」です。
とはいえ、「ペイアウト(払い戻し率・還元率)」の観点からすれば、同じ金額を賭けるなら他のギャンブルと比べて断然有利です。
オンラインカジノのペイアウトが高い理由
つまり、ペイアウトについて、
- パチンコ・パチスロは70~85%程度(各ホールによって設定が異なるので幅が広い)
- 競輪・競馬・競艇・オートレースは75%程度
- スポーツ振興くじ(TOTO、BIGなど)は50%程度
- 宝くじは45%程度
であるのに対して、オンラインカジノは92~98%という状況です。
なぜオンラインカジノはこれほどペイアウトが高いのか?というと、オンラインカジノの運営に当たって、必要となる設備費や人件費が圧倒的に少なく済み、ビジネス規模の領域を超えてオンライン上の人々にサービスを提供できるという背景があるからです。
オンラインカジノでは初心者でも勝てる理由
オンラインカジノのペイアウトが高くてもプレイヤー全員が公平にその恩恵を受けることはできません。
つまり、ペイアウトが98%というのは、オンラインカジノ運営者側を1として、プレイヤー全体を1とした場合の還元率は98%ということです。
例えば、5人のプレイヤーがそれぞれ20ドルの軍資金でプレイするとします。
つまり、オンラインカジノ運営者側は 20ドル/人×5人=100ドル を得たことになり、この5人は100ドルの98%である98ドルを奪い合うというイメージになります。
当然ながら、5人それぞれの獲得賞金は違います(例.プレイヤーAとBの獲得賞金は0ドル、プレイヤーCの獲得賞金は20ドル、プレイヤーDの獲得賞金は13ドル、プレイヤーEの獲得賞金は65ドルといった感じです)。
このようにペイアウトが高いということは、ひとりのプレイヤーが多くの勝利金を得ることが可能性としてあり、他のギャンブルよりも多くの金銭的リターンの可能性があるということになります。
だったら、多くの勝利金を獲得できるのは経験をより多く積んだプレイヤーなのか?というと、オンラインカジノの場合はそういうわけでありません。
現実のカジノ(ランドカジノ)ではスロットやルーレットのように心理戦が伴わないゲームが初心者向けと言われているように、プレイによってはディーラー相手との心理戦を強いられ、本来であれば勝てる状況でも心理的に相手にしてやられてしまうケースがあります。
でも、オンラインカジノの場合、基本的に相手は機械なので裏を読んだり読まれたりがなく、自分のことだけ考えていればいいので初心者であっても勝ちやすい(多くの勝利金を獲得しやすい)といわれています。
まとめ
以上より、オンラインカジノとは何か?その特徴をまとめると、
- オンラインカジノとは、好きな時間に好きな場所で遊ぶことができるオンライン(インターネット)を利用してプレイするカジノのこと
- オンラインカジノに関する直接的な法律がないので、オンラインカジノが違法と言い切れない(完全に合法とも言い切れない)
- オンラインカジノは、公営ギャンブルなどと比べて、ペイアウト(払い戻し率・還元率)が高く、初心者であっても勝ちやすい
ということになります。